2016年2月9日火曜日

K-Shoot MANIAをなるべく本家に近く、安く、快適にプレイできないか探ってみる


ドーモ。

今回はとあるゲームの紹介。

「K-Shoot MANIA(ケーシューマニア)」。

言ってしまうと某アーケード音ゲー(以下「本家」と表記)のクローンのようなものです。

主犯はとある理由で本家もやってるんですが当のゲーセンがホイホイ行けるような距離でもなく、往復2~3時間くらいかけてプレイが数回というのもザラだったりするため非常に悩ましいわけです。

そういうところにこのケーシューマニア(以下「KSM」と表記)を知ったわけですね。

ここで一番重要なことを書いておきますと
KSMでは本家の譜面はプレイできません。
理由は書かなくてもわかると思いますが。
ただ、自分の知る限りでは「Mayohiga Spurt」が本家に移植されてますね。
楽しい曲なので本家でもプレイしてみてください。


さて、KSMはこちらからダウンロードできます。
操作方法も書かれていますが、基本的にキーボードでプレイしなきゃいけません。

これを本家に近いインターフェイスでプレイしたくなるのは至極当然と言えます。
本家をプレイしている人ならなおさら。

海外製の本家を模したコントローラも販売されていますが、3.5万円からとなかなかお高い。
もちろん自作する事もできますが複雑ではないにしろ電子回路や半田ごての知識が必要。
では他の手段でなんとかならないか。


実はここからが今回の本題だったりします。


用意するのはこちら。


なんの変哲もないPSのDUAL SHOCK。
ゲームショップなどで状態のいい中古を探しましょう。
500~1000円くらいであると思います。

これにUSB変換器を組み合わせます。
主犯はサンワサプライのJY-PSUAD11(但しメーカー終売)を組み合わせています。
今からこの手の変換器を購入する場合はエレコムのJC-PS101Uシリーズがいいと思います。

DUAL SHOCKでなくともUSB接続できるこういう形のアナログスティックが2本使えるゲームパッドがあればいいでしょう。

キモはDUAL SHOCKを普通に使うのではなく、上の写真のように上下ひっくり返して使います。


次に用意するのが「JoyToKey」(以下「JTK」と表記)というゲームパッドでの入力をキーボードやマウスの入力として変換するソフトウェアです。
シェアウェア(720円)ですので長く使うのであればライセンスキーの購入を。

もうひとつは「4Gamer Keyboard Checker」。
KSMはキーボードプレイ時に10個のキーが必要で、まず発生しないでしょうが理論上最大7個のキーが同時に認識されなければならない状況が起こる可能性があります。
そのため今使っているキーボードのキーがどれくらい同時押し・同時認識ができるのかを確認しないといけません。
この検証が非常に面倒くさいですが我慢して調べて下さい。

ウチのノートPCでは少なくとも10個のキーが同時押しかつ同時認識されたので良かったのですが、そうでなければそういうキーボードを追加購入するなりの出費が必要になりますし、それでも望んだ結果になるかは保証できません。

そうして"使える"キーを確認したら、JTKとKSMの両方に割り振っていきます。

割り振るんですが、ここでKSMのプレイ画面と用意したコントローラをどう使うかの関係を示します。


「なるべく本家に近くなるように」と考えると、このようにコントローラを上下逆に使うという意味がおわかりいただけると思いますがどうでしょうか。
本家ではレーザーはダイヤルを回しますが、ここではアナログスティックを倒して操作する事にしています。

そしてJTKを併用する理由が「KSMのキーコンフィグではゲームパッドの十字キーやアナログスティックにキーの割当ができない」という理由です。
ゲームパッドによってはユーティリティでキー割り当てができるものもありますが、十字キーやアナログスティックにキー割り当てができるものが…あるんですかね…?
あればJTKは使わずに済むんですが。


さて、高難易度譜面をプレイしている方はすでにお気づきかと思いますが、このコントローラの配置はいわゆる「出張」を一切考慮していません。

「出張」というのは、高難易度譜面によく出てくる「片手でレーザーを処理しながら、もう一方の手で他の6つのキーを処理していく」という状況の事です。

例えば左手でレーザーを処理している場合、中低難易度譜面では右手ではBT-C/DとFX-Rだけを叩けばいい状況があったりしますが、高難易度だとさらにBT-A/BとFX-Lまで叩かなければならない状況が発生します。
片手で通常よりも広い範囲をカバーしなければならないので「出張」と表現されているわけです。

なので、この方法では「出張」が必要な譜面のフルコンがまず不可能ですので他のボタンに出張用キー割り当てを行うなどしてなんとかする必要があります。
必要な場合は各自なんとか設定してください。


では、"使える"キーをそれぞれ割り振っていきます。

念のため書きますが、以下のスクリーンショットは主犯の環境ですのであしからず。


まずJTKにキーを割り振ります。



次に画面右の「Options」タブに移り「入力のしきい値」を3~6%程度にします。
これはアナログスティックによるレーザーカーソルが勝手に動くことを抑制しつつ、切り返し時などにかかるタイムラグを短くするためです。
状況によって調整して下さい。



最後はKSMのキーコンフィグでキーを割り振ります。



環境によってより細かい調整が必要になると思いますが、これでようやくコストをあまりかけず、ゲームパッドでKSMがある程度本家に近い感覚で遊べるようになったと思います。

コストをかける代わりになかなか手間はかかりますが、主犯はそれだけの価値はあったと思っています。


最後に、東方的なパッケージのご紹介でこの記事を締めたいと思います。

昨年の大晦日に公開された「東方音射撃」というパッケージ。
47曲というボリュームを誇り、これだけでも非常にやり応えがあります。
譜面の難易度も01~19(!)と幅広く、最初に導入するにももってこいでしょう。

他にもニコニコ動画などで東方アレンジ曲の譜面が配布されていたりします。
探してみてください。

それでは、良きケーシューライフを。


(以下追記)

・曲選択画面の時、右レーザーの左右で曲の選択、左レーザーの左右でその曲の譜面難易度の選択ができます。
・ゲームパッドのSELECTかSTARTに相当するボタンにEnterキーを割り振っておくとそのまま曲をスタートできるので便利です。

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